スマホで何でも完結できる現在ですが、苦手な方もたくさんいます。
また、滞在時間が長い紙だからこそ、個別のシリアル等を入れた印刷物が効果を発揮する場合は多々あります。
遷移先のシステム制限などで、シリアル番号のみを印刷する場合もありますが、ユーザーがQRコードを読み込んで、その後、シリアル番号を手入力するのはとても手間になります。せっかくQRを読み込んでも、そこで脱落してしまうのはもったいないです。印刷物にバリアブル印刷を活用して1枚1枚違うシリアルや個別IDなどを印字するのでしたら、その情報を個別QRコードにしましょう。
個別QRコードの活用場面
オンライン抽選やユーザー登録などのアクセス用として
商品購入特典の抽選やWebユーザー登録のアクセス用として個別QRコードを仕込んだ印刷物を作成すれば、ユーザーがQRコードからWeb登録画面にアクセスすれば、すでにIDが入力されたフォームから登録作業が出来ます。
時間は十分あるといってシリアル番号だけの印刷ですと、利便性で劣ってしまい、離脱者が増えてしまいます。遷移先の登録フォームが対応可能なら、ぜひQRコードを個別化して、シリアル番号を自動入力させる仕組みにしましょう。
乗車チケットや入場チケットとして
乗車や入場は時間が無い事がほとんどなので、QRで一瞬で読み込み、搭乗や入場登録/可否がすぐに出来る事が大変メリットです。
高齢者等スマホをあまり使わないユーザーに加え、スマホでわざわざ開く手間が無いので、ストレス軽減されます。カードサイズにして財布やスマホケースに入れておけば、すぐに使うことが出来ます。
また、プラスチックカードまで耐久性が必要はないけど、ペラペラの紙というわけにもいかない、という場合でも豊富な紙の種類や表面加工などでよりマッチしたチケットが作成可能です。
QRコードを活用した紙チケット・カード作成のフロー
1.シリアルデータの準備
シリアルやランダムIDなどの個別データを準備します。
2.ユニークなURLデータを作成
遷移先の登録フォームURLと1のシリアルを組み合わせた、ユニークなURLデータを作成してCSVで保存します。登録フォームについてはGoogleフォームでも作成することが出来ます。
3.ユニークURLをQRコードデータ化します
件数が少ない場合はWeb上のフリーサービス等でCSVデータからQRコード化するサービスがあります。件数が多い場合は専門業者にお問い合わせするのがお勧めです。
4.QRコードデータ化した画像を印刷デザインに貼ります。
こちらも数十件程度でしたら手作業で対応が出来ると思います。その時、可視数字を入れることで、実際に読み込むことなく、どのQRコードがどれだったかの区別がつきます。配布時などに迷わないように何か識別できる数字を入れておくのがポイントです。
5.テストして印刷します。
予定通りに動作するかをチェックしてから印刷を始めます。また印刷後も、スムーズに読み取りが出来ているかチェックをしましょう。